■パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)とアスコルビルリン酸3Na(APS)とは?
ビタミンC誘導体として代表的なパルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)とアスコルビルリン酸3Na(APS)をご紹介いたします。
アスコルビルリン酸3Na(APS)とは、アスコルビン酸とリン酸ナトリウム塩が結合しており、水溶性で酸化・分解され易いビタミンCを安定化させたものです。
他の導入剤と比べ皮膚浸透性が高いと言われ、加水分解によりアスコルビン酸になり、皮膚内でビタミンCに変換されますが、吸収率を更に高める為に、イオン導入等との併用が効果的と言われてきました。
パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)とは、アスコルビルリン酸Naにパルミチン酸という脂肪酸を結合させた新しいビタミンC誘導体で、水溶性・親油性となります。
アスコルビルリン酸より皮膚浸透性、ビタミンCへの変換率が高いと言われており、パルミチン酸が結合しているためより安定性が高くなっております。また、表皮だけでなく真皮にまで浸透することからメラノサイト へのビタミンC到達が可能と言われ、美白効果・抗酸化防止・紫外線防止効果が従来の導入剤より遥かに優れている事になります。

そんなパルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)を配合した、多くの商品が出揃いつつありますが、その他の配合成分により、お肌との相性が大きく変わりますので、ご自身に合う商品で出逢える事が重要であることをご理解下さいませ。